【Fiverr】実際にやってみたレビュー(2023年)/本当に稼げるのか?
スイスで仕事が見つからないので(そもそも真面目に探してないだろ!?というツッコミは置いといて)、海外クラウドソーシング「Fiverr」(ファイバー)に登録してみました。実際に案件を獲得し、お小遣い程度稼げるようになってきたので、その実体験談についてご紹介します。
Fiverrって何?
Fiverrは、世界最大級のクラウドソーシングサイトで、よく”海外版のココナラ”と言われたりします。動画編集、翻訳、デザイン、イラスト、・・・など、世界中からさまざまなサービスを購入できるサービスです。そして、売り手(seller)は、そこで自分のサービスを商品として販売することができます。ただココナラと違うのは、買い手が特定の案件についてサービス提供者を募集することはできないということです。つまり、売り手は自分のスキルを磨きながらひたすら案件が来るのを待つのみです。
どんな人が稼げる?
英語ができなくても大丈夫?
Fiverrは、世界中さまざまな国の人がサービスの売り手として、また、買い手として利用しているサービスです。そしてサイトの言語は英語なので、最低限の英語能力が必要です。提供するサービスにもよりますが、お客さんとのコミュニケーションも英語がほとんどです。
英語苦手だから無理かも。
諦めないで!
英語が必要と書きましたが、提供するサービス内容が言語に関係ない場合は、中学生レベルの英語で大丈夫です。いや、最近ではDeeplなど精巧な翻訳サービスもありますので、中学生レベルの英語すら不要かもしれません。とにかく「お客さんの依頼が何か」分かれば大丈夫です。お客さんもさまざまな国の人がいるので、英語が非ネイティブの方もたくさんいますし、日本語で依頼が来る時も稀にあります。
もちろん、英語ができた方がコミュニケーションがスムーズにいきやすいので、お客さんの満足度がより高いサービスを提供できますね。ただ、イラストデザインやそのほか突出したスキルがあるのに、英語に自信がないというだけで諦めるのは勿体無いという話です。
特別なスキルはなくても大丈夫?
ここでの商品は「スキル」ですからもちろん、何かしらのスキルが必要となります。ですが、あなたがスキルだと気づいていないその能力が実はお金に変わる「スキル」かもしれません。
海外の日本語を話せない人が「日本人対象の記事を書きたい」「日本人のお客さん用にサイトの翻訳をしたい」「動画に日本語音声をつけたい」と思った時、日本人向けに作られた日本のクラウドソーシングはなかなか使用しませんよね。その代わりに、世界最大級のFiverrなど英語のプラットフォームで注文したいと思うはずです。Fiverrでは、比較的日本人の登録者が少ないので、「文章が書ける×日本語ネイティブ」これだけでもライターや文字書き起こしなど有力なスキルになります。
実際売れたサービスをご紹介!
翻訳サービス
今私がメインにしているのは、英語→日本語の翻訳サービスです。ただし、私は医療関係、法律関係、会計などの専門的知識が必要とされる翻訳は受けないようにしています。実際に受けた翻訳案件は、Webサイトや観光関連の自分の知識がある分野の記事翻訳がメインです。
音声の文字起こし
日本語の音声をワードなどで文字にする作業です。実際に受けた案件は、YouTube動画の日本語書き起こし、そして一番興味深かったのが、別れた日本人パートナーが残したボイスメッセージを日本語で書き起こして簡単に英語翻訳してほしいという依頼でした。
Fiverrのメリット
やりがいがある
私は最低5ドルからサービスを販売していて、注文の相場は平均18ドルくらいです。また、案件依頼も定期的に来るわけではなく、パラパラと来たり来なかったりです。まだまだ安定収入にするには遠いみちのりですが、不可能ではないかも?と思い始めてきました。サービスの売値は自分で設定できるのですが、いつも手数料のことを忘れて設定してしまい、受け取る時に思ったよりすくない!!となってしまうおバカな私です。
しかし、受けたサービスはどんなに安くても、絶対に手は抜かないように仕事をしています。自分で案件を受けた以上、お金をもらう以上求められていること以上の仕事をしたい!というのが私のスタンスです。
すると、いつも「ありがとう!とても助かった!」「素晴らしい仕事ぶりだね!」などとお褒めの言葉をいただけることがよくあり、お金をもらうとか以上にやってよかった・・・とやりがいを感じています。
相手と仕事を自分で選べる
これはフリーランスの仕事全般で言えることだと思いますが、自分で仕事や仕事相手を取捨選択できるのは本当に大きなメリットだと思います。会社員時代は「なんでこんなことやらないといけないの?」という仕事でも、上司にやれと言われたらやらないといけなくてこれが精神的に苦痛で仕方なかったです。Fiverrでは、仕事依頼が来たらまず内容を詳しく聞き、「この仕事やりたくない」「この人態度悪くて関わりたくないな」と思ったら断ることができます。その代わり受けた案件では、しっかりとお客さんに満足してもらわなければという責任が伴います。
また、こちらが既に値段設定をしているサービス商品(例:250字の翻訳5ドル)が買われる場合と、依頼内容を詳しく聞いたのちにその人用のサービス商品(例:○○さんのウェブサイト1000字翻訳30ドル)を作ってそれを買ってもらうということができます。これらを相手が購入したら案件スタートという形なので、極端に安い価格で膨大な仕事を押し付けられるということはありません。「この値段でこれをやってほしい」と値段交渉の依頼が来ることもありますが、値段が仕事量に見合わないと思ったらお断りすることも多々あります。時間は有限なり。
Fiverrでは”Gig”という、自分のサービスを商品のように掲示し、そこから買い手がサービスを購入できるようになっています。もちろん、買い手は売り手に一言もメッセージを送らず、いきなり注文ということもできるわけです。ただしこれでは望まぬ依頼が来てしまうことがあるため、お互いの不幸を避けるべく、「必ず注文前に一言メッセージをください」と注文ページに記載しています。
お金のやり取りがFiverrのシステム経由なので安心
お客さんと直接お金のやり取りをする必要はありません。お客さんは注文時に一度Fiverrに支払いを済ませます。案件が完了すると売り手にFiverrからお金が付与されます。初心者はお金が付与されるまでに2週間程度かかります。これはクレーム対応や不正なやり取りを防ぐためです。
なので最初は実際にお金が付与されるまで少し時間がかかりますが、サービスを提供したのに報酬が支払われなかったということはありません。お客さんに途中でサービスをキャンセルしたいと言われたり求められていたサービスを提供できなかった際はもちろん例外となりますが、これはいまだに私には起きたことがありません。
この付与されたお金を銀行等に振り込むにはまた手続きが必要となるのですが、これについては実際に引き出す際に記事にしてみようと思います。
Fiverrデメリット
依頼が来るのをひたすら待ち続けるのみ※New sellerレベルの時のみ
Fiverrに登録した当初は本当に案件依頼が来ず、1円でも稼げる日は本当に来るのだろうか?と思ったほどです。New seller level (新人レベル)の間は、ココナラのように「〇〇してくれる人を探しています」といった、募集案件に応募するというシステムもないので、ひたすら来るか来ないかわからない依頼を待ち続けるのはかなりしんどかったです。
口コミや実績がないとなかなか案件を獲得するのが難しいというのが一つのメリットと言えます。
スパムメッセージが多かった(今はほぼないです)
そして、もう一つのデメリットは、登録したての頃はめちゃくちゃスパムが多かったことです。最初の頃は、Fiverrの外部サイトに誘導するメッセージがたくさん来て、毎回報告ブロックをするのが大変でした。なんといっても、やっと依頼がきた!と思ったらスパムだった時のガッカリ感・・・。笑
しかし、最近はスパムは自動的に迷惑ボックスに振り分けられるようになり、かなり快適になりましたよ。
サイトは英語のみ
前述したように、サイト内は全て英語です。英語が苦手な人は翻訳機を使いながらの作業になってしまうのでデメリットかもしれません。
Fiverrでサービスを購入することもできる
世界中の様々なスキルを持った人が集まるこのクラウドソーシング。もちろんサービスを買う側としてもとても便利なサイトです。本当にサービスのバリエーションが広くて便利です!
例えばネイティブからドイツ語を習いたいとか・・・
就活用に現地語で高クオリティなレジュメを専門家に作って欲しいとか・・・
とにかくありとあらゆる様々なサービスを見つけることができます。
Fiverrに登録する
この記事にどれくらいの需要があるかわからないので今回は詳しい説明は割愛します。下記登録ページで「Become a Seller」というボタンをクリックし、Facebookアカウント、Googleアカウント、Appleアカウントでログインするか、メールアドレス登録でのアカウント作成をすることもできます。先ほど述べたように、売上金などには手数料が取られてしまいますが、アカウントの作成・登録自体は無料なのでこの機会にぜひ登録してみてはいかがでしょうか。