アルプス三代名峰・愛の不時着ロケ地ユングフラウヨッホへ!愛の不時着ロケ地|天気が悪い日との比較【母と巡った夏のスイス8日間の旅④】
前回までの記事はこちら
事前に計画していた予定では、ツェルマットへマッターホルンを見に行く予定でしたが、洪水の影響が続いておりアクセスに時間がかかりそうだったので急遽行き先を変えました。
後日、別の友人がスイスに来た際(8月12日)にツェルマットへ行ってみました↓
ユングフラウヨッホに行く準備
実は2年前にも家族で行ったことがあるのですがその時は天候が悪く、真っ白けで何も見えなかったので、今回はリベンジです!
服装
ユングフラウヨッホの頂上は、真夏でも真冬のように寒いです。
必ず防寒着を持っていきましょう。今回私は厚手のセーターを持って上がりました。周りもの人もジャケットやマフラーなどを着用して真冬の装いです。手袋もあればなお良いと思います。
ダメな例↓
ダメな服装の良い例を発見!私の夫です!!えっと、スイス人で、ユングフラウヨッホに登るの2回目なんですが…!?
通りすがりのドイツ人のおばちゃんたちに、「あんたそんな格好で寒くないの!家に帰ったら風邪引くからすぐにハーブティーを飲みなさい」と言われてました。
夫は変なプライドが高いので、「大丈夫ですよ。僕はスイス人なので。」とか言ってました。
スイス人はこんな間違いせんはずなのに…余裕ぶってるけど顔真っ赤だよ…。
皆さんはしっかり準備していってください。
【夏のユングフラウヨッホ服装おすすめ】
・ジャケット
・マフラー
・手袋
・サングラス
頂上の天気を確認
事前にチケットを予約している人、もうこの日に絶対登るんだ!と決めている人は、確認しないようにしましょう。登ってからのお楽しみ。
当日の天気次第で登るかどうか決めたいという人は、ユングフラウ公式サイトでリアルタイムの状況を確認することをお勧めします!定点カメラのリアルタイム映像を見ることができます。
もちろん、山なので天気はかなり変わりやすいですが、確認した時点で真っ白けだったら別日に変更すると良いと思います。
前回家族で登った際は、行ける日が決まっていたので事前の確認はせず登りました。登ってみたら真っ白け。外は吹雪で何も見えませんでした(泣)
ベルンからユングフラウヨッホ|アクセス方法
今回はベルンから日帰りで行きました。
ユングフラウヨッホへ行くルートはいくつかあリますが、今回は最短ルートのアイガー・エクスプレスというロープウェーとユングフラウ鉄道のアクセス方法で行きましたのでこのルートについてご紹介します。
ラウターブルンネン、クライネシャイディックも人気の観光地なので、行きと帰りでルートを変えて観光するのもおすすめです。
電車で約55分
ここから、ベルナーオーバーランド鉄道に乗って、Grindelwald Terminal行きに乗ります。同じ2番乗り場から出ている電車ですが、手前がラウターブルンネン(Lauterbrunnen)行き、奥がぐりンデルワルト(Grindelwald)行きでした。
ちなみにLauterbrunnnenからもユングフラウヨッホにアクセスすることができ、こちらの方が王道かつ人気のルートです。
電車で約30分
ここから「アイガー・エクスプレス(Eiger Express)」というロープウェーでアイガグレッチャーまで一気に登っていきます。
アイガー・エクスプレスは2020年12月5日に開通されたばかりです。電車でアクセスする伝統ルートより47分も速くアクセスすることができるようになりました。
ロープウェーから見下ろすグリンデルワルトの街並みがとってもキレに見渡せます。絶景です!
この絶景の中を進む黄色と緑のヴェンゲルンアルプ鉄道を見下ろすこともできました。
上から見ると小さくておもちゃみたいです。
夏はどうしてもハイシーズンなのでロープウェー乗車率も高いのですが、もしハイシーズンをずれたあたりや天気があまり良くない日に行くと(←そんな日に行きたくないってツッコミは受け付けません)、ロープウェー貸切状態になってグリンデルワルトの街並みをバックに写真も撮れます。
ロープウェーで約15分
アイガーグレッチャーに到着。
ここも愛の不時着のロケ地です。
ユングフラウヨッホ鉄道で行ける愛の不時着のロケ地にはこのようなハートマークの写真スポットがあります!
ロケ地巡りをされる方はぜひこのハートマークと一緒に写真を撮ってください。
それではユングフラウ鉄道に乗って、いよいよヨーロッパ最高駅ユングフラウヨッホへ行きます!
ほぼトンネル内なので景色は特に見えませんが、行きの列車で「Eismeer駅」にて5分間写真撮影用に止まってくれます。※帰りはありません。
5分間は一瞬なのですが、バーっと行ってすぐ戻ってくれば大丈夫です!すごく間近に雪山が迫ってて迫力がありました。
ユングフラウ鉄道で約25分
ちなみに、帰りは(ユングフラウヨッホ→アイガーグレッチャー)電車の中でリンツのチョコを配ってくれました!
ヨーロッパ最高鉄道駅「ユングフラウヨッホ駅」に到着!
チケット購入方法と料金
スイストラベルパス利用して旅をされる方も、グリンデルワルド⇨アイガーグレッシャー⇨ユングフラウヨッホ間は追加でチケットが必要となります。スイストラベルパスやハーフフェアカードを持っていると割引価格で購入できます。
チケットは公式サイトもしくは現地券売機で購入できます。
チケットを購入する際に時間を選択しなければなりませんが、これは「優先搭乗時間」という時間設定で、この指定時間なら確実に電車に乗れるというものです。もし空きがあればその時間以外の電車にも乗ることができます。
私たちは現地の券売機で購入しました。
券売機で私たちが乗りたい直近の時間は売り切れていて2時間後ぐらいのチケットを購入しましたが、直近の電車に空きがあったので、チケットの時間より早い時間の電車に乗ることができて待ち時間もなくスムーズに移動できました。
ユングフラウヨッホ鉄道乗り場では、「reservation(予約)」と「no reservation(予約なし)」で並ぶ場所が分かれています。予約時間通りの電車に乗る場合は「reservation(予約)」の方へならび、チケットに記載されている時間以外の時間の電車に乗る場合は「no reservation(予約なし)」の方へ並びます。
料金はシーズンや日によって変動します。
グリンデルワルト発の往復料金目安
夏 170-220 CHF
冬 140-200 CHF
私たちが購入した日は7月11日で、スイストラベルパスの割引を使用して178.20スイスフランでした。
ユングフラウヨッホ見どころ
スフィンクス展望台 ★愛の不時着ロケ地
スフィンクス展望台からは、ユネスコ世界遺産に登録されているアルプス最大・最長の氷河「アレッチ氷河」が綺麗に見えました!感動
そしてここにも愛の不時着ロケ地マークが!
ちなみに、2022年10月に訪れた際の同じ場所の写真がこちら↓
ええ、見事に何も見えませんでした。一体ユングフラウヨッホはなんでこんなに人気な観光地なんだろう?と思っちゃいましたよ。自分の天気運がなかっただけですがね。
しかし、今回この真っ白けに隠されていた絶景を見ることができて、大歓喜!前回見れなかっただけあって喜びは5倍になりました。
天気を事前に確認して行った方がいいという所以はこれです。
氷河高原 GLACIER PLATEAU
こちらからも物凄い壮大な景色を見ることができます。お昼ご飯を食べた後だったのでちょっと曇ってきてしまいましたが、ところどころ青空もあって、綺麗に景色を楽しめました!なんといっても前回は「何にも見えない」状態だったので、山が見えるだけで感動です。
足元はこんな感じで結構滑りやすいので気をつけてください。
先ほどいたスフィンクス展望台が見えます。上下はエレベーターで移動できるのですが、結構な高さですね。
お待ちかね、2022年同じ場所で撮影した写真です。↓
天気が悪いというか…吹雪いてました!
天気が悪くて景色が見えなくても、こんな記念写真スポットもあるので安心してください(?)
氷の宮殿 Ice Palace
その名の通り氷の世界です。アレッチ氷河の30m下をほって作られた氷のトンネルです。氷河の一部?に触れられるってなんだか神秘的ですよね。氷で作られた彫刻などが展示してあります。
氷が青白く光って綺麗です。アナ雪のエルサを思い出します。
「TOP OF EUROPE」と書かれた写真スポットです。特にここは人がたくさんくるので下がツルツルです。
外が真っ白で何も見えなかった人も、ここで写真を撮っておけばOK(笑)来たという事実を残しましょう。
アトラクション(5月中旬〜10月中旬)|Snow Fun Park
Tyrolienne というアトラクションや、ソリ、スキー、スノーボードなどを楽しめます。
すっごい楽しそう!
こちらのチケット売り場でチケットを買って、そばの階段を登って、そこからビューンと壮大な景色の中を滑ります。
チケット売り場は結構人が並んでいました。
レストラン
今回はフードコートで済ませました。食事の種類はあまりないです。インド系の観光客が多いからか、大半がインド料理です。
ちなみに料金は一皿あたり25フラン前後でした。飲み物と合わせて一人当たり約30フランでした。
こんなところに日本の郵便ポストが!
出口のところに、見覚えのある郵便ポストがありました。
日本で一番高い場所にある郵便ポストは、富士山5合目(2305m)で、スイスで一番高いところにあるポストがユングフラウヨッホだそうで、姉妹提携をして記念にポストを交換したそうです。
ということは、富士山の5合目にスイスの黄色いポストがあるということですよね。富士山にも登ってみたくなりました!
ユングフラウヨッホ注意点
ものすごい高さをすごいスピードで登っていくので、上に到着した時に、少し気分が悪くなったり、頭が痛くなったり、呼吸が少し荒くなることもよくあります。
気圧の変化にとても弱い方や体調が悪い方はお気をつけください。
私は低気圧に弱く、雨の日はいつもぼーっとしたり片頭痛が出たりするのですが、ユングフラウヨッホはいつも平気です。
今回一緒に行った友人は頭がいたいと言っていました。前回行った時は父と妹が呼吸が荒くなって、階段を少し登るだけで息切れしていました。その日の体調によっても変わるので、体調が良くない日は特に無理しないようにしてください。
愛の不時着のロケ地撮影シーン
ユングフラヨッホ公式サイトで、グリンデルワルト周辺のロケ地が撮影シーンと共にわかりやすく紹介されています。
他の絶景ロケ地も別記事でご紹介しています。
おまけ
ベルンから日帰りでユングフラウヨッホに行くのは結構疲れます。帰りは電車の中でみんな寝てしまっていたのですが、電車に乗っていると突然夕立が降り始めました。そして、なんとトゥーン湖にかかる虹を見ることができました。幸運の虹をお裾分け。
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